30日まで特設コーナーで啓発 男女共同参画週間に合わせ 鴨川(千葉県)
鴨川市は、「男女共同参画週間」(6月23~29日)にちなみ、広く市民の意識高揚を図ろうと、市役所本庁舎1階に特設コーナーを設置した。30日まで。 県男女共同参画地域推進員会議南房総地域で作成した啓発ポスター「アンコンシャス・バイアス」「ジェンダー平等を実現しよう」をはじめ、県のパネル貸し出し事業を活用し、「DVかな?と思ったら…」「DVを知っていますか?」などのDV防止啓発パネルを展示。同市の第3次男女共同参画計画の本編、概要版も紹介し、男女共同参画やDV対策に関する啓発グッズも置いている。 12日に公表された世界男女格差報告書では、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中118位で、昨年度の順位から上昇したが、政治と経済の値が低く、男女格差が埋まっていないのが現状。そうした中、女性の福祉、人権の尊重や擁護、男女平等といった視点に立ち、女性一人一人のニーズに応じて切れ目のない包括的な支援を行う、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」(女性支援新法)が、今年4月に施行された。 担当する同市総務課秘書広報室では「『だれもがどれも選べる社会に』という今年度のキャッチフレーズの下、男女共同参画社会づくりに対する理解と関心を高めてほしい」と話している。