口永良部島で「噴火発生の可能性」噴火警戒レベル2に引き上げ 住民は 鹿児島・屋久島町
南日本放送
屋久島町の口永良部島で火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして気象庁は6日朝噴火警戒レベルを1から、2の「火口周辺規制」に引き上げました。 口永良部島では、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加し、6日午前6時までの24時間に30回発生しています。 噴火警戒レベル引き上げの判定基準を上回ったことから、気象庁は、「火山活動が高まっていて、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がある」として、6日午前6時20分に噴火警戒レベルを1から2の火口周辺規制に引き上げました。 カメラによる監視や地殻変動の観測では特段の変化は見られず、地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は観測されていません。口永良部島の噴火は、4年前の2020年8月29日の噴火以来観測されていません。 噴火警戒レベル引き上げに島の住民は・・ (住民) 「年末年始で帰省する人もいて島全体の人口が少ないので、何かあったときに動ける人が少ないのが心配」 島では先月時点で、新岳火口からおよそ3キロ離れた本村地区などに65世帯93人が暮らしています。 気象庁は新岳と古岳の火口からおおむね1キロの範囲で弾道を描いて飛ぶ大きな噴石と火砕流に、また新岳火口の西側おおむね2キロの範囲では、火砕流に警戒を呼びかけています。
南日本放送