あいさつは中部中の〝伝統〟 けさ3年生有志30人が街頭運動 三重・松阪
宝塚古墳公園前などで通勤、通学者らに呼び掛け
三重県松阪市立野町の市立中部中学校(後藤正和校長、611人)は15日午前7時45分から、宝塚町の宝塚古墳公園前と同校校門前で、本年度第1回の「あいさつ運動」を実施。3年生の生徒約30人が参加し、通勤で道路を行き交う車や、通学の生徒・児童らに対して、元気に「おはようございます」と呼び掛けた。 この運動は、同校の伝統でもある〝あいさつ〟を通じ、地域の人たちとの交流を図りながら地域や学校を盛り上げようと実施している。 今回、3年生の中瀬敬太君が「1、2年生の時に先輩たちにあいさつしてもらえてうれしかった。この活動を自分たちもやりたい」と、発起人となり、3年生の級長会を中心に有志約30人が集まった。 この日、古墳公園前には中瀬君と濱口幸亮教諭、生徒約15人が集まり、今年の同中のテーマ〝希望〟の文字が書かれたのぼり旗を持って県道松阪嬉野線を挟んで両側に立ち、行き交う車や歩道を通学する生徒や児童たちに元気よく「おはようございます」とあいさつした。 通学の児童たちも「おはようございます」と応え、また交差点で赤信号で止まったドライバーたちも窓を開け「おはよう。頑張ってな」とねぎらいの言葉を掛けていた。 発起人の中瀬君は「今回の運動に参加してくれたみんなが元気にあいさつしている姿を見て、とてもうれしかった。先輩が続けてくれた運動を自分たちでつなげていけたら」と話している。 3年生級長会での運動は毎月1回程度実施される予定。