東海道線新型車両「315系」JR静岡駅出発! 地区18年ぶり、ファン集う
JR東海は1日、新たな通勤型電車「315系」の運行を静岡地区の東海道線で開始した。同地区での新型車両導入は18年ぶり。初めて運行する電車が静岡駅を出発する姿をカメラに収めようと多くの鉄道ファンが駅のホームを訪れ、熱心にシャッターを切った。 315系に乗るために湖西市から訪れたという会社員渡辺咲弥さん(23)は「乗り心地が良い。静岡地区でも運用が始まるのは感慨深い」と喜びをかみしめた。買い物帰りに家族と乗車した富士宮市立富士宮四中2年の高橋李音さん(13)は「新車のにおいがする」と笑顔で話した。 315系は、従来の211系より1人当たりの座席幅を1センチ広くし座り心地を改良。車椅子対応トイレを設置するなどバリアフリー設備も充実させた。本年度中に全ての211系を315系に順次置き換えていく予定。
静岡新聞社