一人暮らしの哲代さんが104歳に! 地域で生きる原動力は、半世紀続く「仲よしクラブ」?! 広島・尾道
広島県 尾道市在住の 石井哲代 さんはこのたび、104歳になられました。夫は20年ほど前に亡くなり、以来、一人暮らしをされているわけですが、その原動力の一つとも言える、ご近所さんとの関わりを取材しました。 【写真を見る】一人暮らしの哲代さんが104歳に! 地域で生きる原動力は、半世紀続く「仲よしクラブ」?! 広島・尾道 石井哲代 さん 「南無阿弥陀仏…まだおりますけ、よろしゅう頼みます」 尾道市の石井哲代さん。冬の間、施設に入っていましたが、3月から一人暮らしを再開していました。 4月下旬、この日は地域の「恒例行事」へ。 兼久世利子 さん 「先生、104歳の誕生日おめでとうございます。これからもうんと長生きしてくださいね」 ■哲代さんの誕生日会は恒例行事!「仲よしクラブ」の歴史とは…? 石井哲代 さん 「昭和48年に始めたこの会が、こうしてみんな元気で集まれるいうことがうれしいですね」 半世紀続く、週に一度の「仲よしクラブ」。哲代さんが、小学校教員をしていた時に「地域の女性たちが集う場を」と呼びかけました。 石井哲代 さん 「草刈機ができて、草を刈ることがいらんようになった。年寄りがぽけーっとしだしちゃったけぇ、これじゃいけんいうて始めた」 体を動かしたり、おしゃべりしたり…。「仲よしクラブ」は、高齢者にとって無くてはならない場所に。そして、いつしか哲代さんの誕生日会も恒例行事となりました。 ♪ハッピバースデー、哲代さん。ハッピーバースデートゥーユー♪ 石井哲代 さん 「100なんぼになるんですかいな?」 兼久世利子 さん 「100…4です」 石井哲代 さん 「104!? わおーでございます。じゃ、これ消すんですか? もったいないですね。せーの、ふぅ!」 寺谷文子 さん 「(哲代さんを)お手本にしたいわ。先生はみんな前向き。うらやましい。私らもみんなが明るくなる」 哲代さんは、今でも「先生」と呼ばれていて、大正琴の指導にも熱が入ります。 オハコはこの曲、哲代さんが作曲した「中野ソング」です。地元の魅力が歌い継がれています。 石井哲代 さん 「世界で1つしかないんじゃけぇね、少々下手でもどうでもえぇんです。これが6番まであるんですが、良う作ってあるん。中野のことが。芯が強うて見栄えが良うて、年が寄ってもしわよらん、なーんちゃって。それで最後がえぇんよね、最後6番」
♪年が寄る程 未練が残る まめに暮らした 中野の郷を そっくりそのまま お盆へのせて 持って 持って 行きたや 行きたや あの世まで♪
中国放送