夢のスローライフを手に入れるためのカギは「静かな革命」!
「することを減らし、いまを生きて、もっと感じる」哲学とは
このマニフェストの1つ目のキーポイントは静かな喜び。これもまたひとりっ子の症状なのかもしれないけれど、私は毎朝、地球に初めて降り立った観光客のフリをする。今日が地球で過ごす初日と思えば、日常の平凡な出来事が有意義に思えるし、辛い出来事の中にも小さな喜びを見い出せる。そう、立ち止まって雲を見上げたり、足元の鳩と仲よくなったりするだけで、私たちは笑顔になれる。 2つ目のキーポイントは静かな癒し。ここで重要なのは完璧であることや正しくあることから離れて、自分の内面と向き合うこと。インスタグラム上の誰かに言われた通りアファメーションを555回唱えなかったからといって、罪悪感を覚える必要はまったくない。人の成長は一筋縄ではいかないことを受け入れて、昨日と同じブラでもいいから3分間の瞑想を。 そして3つ目は静かな抵抗。世の中の問題の多くは組織的なもので、すべてが“あなた”の問題というわけではないのに、私たちは自分を責めてしまいがち。だからこそ社会の規範や期待を捨て去って、ハッスルカルチャーに立ち向かい、私たちが自由に感じられない原因となっている物事に疑問を投げかけ、忙しさと成功を同一視しないことが大切。 こうして少しずつ、あなたの中で静かな革命が始まって、落ち着きとまとまりのない生活への対抗手段になっていく。私たちは1人で生きていくために生まれたわけじゃないし、オウムがしゃべり、地下に菌類のネットワークがある地球で生きられるのはラッキーなこと。だから、目が回るほど忙しい毎日の中に少しでも余裕を作り、もっと楽に息をしよう。海外の5つ星ウェルネスリゾートには行けないのなら、好奇心と驚きと冒険に満ちた遠足気分で近所のスーパーに行けばいい。なんなら、それも静かにね。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。