冴えない中年医師のもとに天真爛漫な姪がふらっと現れ…「痩我慢の説」単行本発売
川勝徳重「痩我慢の説」の単行本が本日8月30日に発売。藤枝静男の同名小説を「アントロポセンの犬泥棒」「電話・睡眠・音楽」で知られる川勝がマンガ化した作品だ。 トーチwebで発表されていた「痩我慢の説」は、片田舎で開業医をしている医師と、彼の姪・ホナミの物語。家出癖があるホナミは、しばしば医師の家にふらりと現れる。ある時いつも通り急に現れたホナミは、何日も帰る素振りを見せず、いきなり「私、獣医になりたいの」と言い出した。その後ホナミは苦学生だという胡散臭い男・笹野に勉強を教わることに。ホナミを応援しようと決めた医師だが、若々しく無鉄砲な彼女に時々翻弄され……。冴えない中年医師と天真爛漫な姪による、世代を越えた交歓が描かれる。初回配本特典として、男の愛犬であるベティのシールが用意された。配布対象店舗はトーチwebで公開されている。