【福岡ボート(サマータイム)一般】今井貴士 準優の前から勝負に出る
<29日・福岡ボート・3日目> この借りは準優で返す。今井貴士(39)=福岡=は2日目終了時点で得点率トップに立っていたが、予選ラストはポイントをまとめ切れずにまさかの首位陥落の憂き目に。「1号艇すら逃したのは痛いけど、必ず挽回します」。勝負はまだこれから。地元大将格として気持ちは切れていない。 最後に失速した理由は明らか。春の陽気の3日目は気温が急激に上がって、ペラ調整に大きな影響が出たからだ。「ここまで急に気温が上がると見越せなかった。2日目のいい足がなくなっていました」。ただ、失敗は成功の母。完全に頭は切り替わっている。「この気温で温水パイプも着いているのなら、夏場のペラ調整をしないとダメ。方向性は分かっています」 借りを返すのは準優だけではない。現在勝率(昨年11月~)は6.09で前検入り。今節の活躍で6.16まで上げてきただけに、この勢いを止めるわけにはいかない。「前半の5着は首位通過を逃した意味でも勝率を下げた意味でも痛かった。準優の前から勝負に出ます」 今期も今節を含めて残り3節。A1残留に道筋をつけるためにも、ドル箱水面の当地に懸ける思いは強い。「残りが三国と若松のGW戦なんで、最も得意な福岡でいい成績を残しておきたい。若松のGW前に決着をつけるつもりです」。ここからの残り2日間、宣言通りに最高の結果である3連勝で終わらせてみせる。