中国人権弁護士の娘、日本で死去 27歳、出国妨害され会えず
中国の人権派弁護士、唐吉田氏の一人娘が20日午後、留学先の日本で肺炎のため死去した。27歳だった。支援者らが21日明らかにした。2021年に結核を患い意識不明の重体となっていた。中国当局は唐氏の出国を阻止し続け、面会できないままだった。 唐氏の長女、唐正☆(王ヘンに其)さんは東京で進学の準備をしていた21年4月に都内の病院に搬送され、結核菌が脳幹部に入り込むなどして意識不明に陥った。支援を続けてきた東大大学院の阿古智子教授によると、最近は都内の自宅で療養していた。 唐氏は正☆(王ヘンに其)さんに会うために複数回出国を試みたが、当局は「国家の安全」などを理由に妨害した。