アカデミーの視察を拒否?リヴァプール、チェルシー、マン・Uに緊張走る…16歳逸材の移籍が原因か
リヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの3クラブは、アカデミーを巡る緊張でスカウトがユースの試合を視察できない状況となっているようだ。 次節はリヴァプールとチェルシーが激突!プレミアリーグ2024-2025 試合日程 有力メディア『The Athletic』によると、先月の段階でリヴァプールとマンチェスター・Uのスカウト陣は、チェルシー・アカデミーの試合の視察申請が却下されていた模様。一方でチェルシー側も、リヴァプール・アカデミーの試合の視察申請が却下されたと主張しているという。しかしリヴァプール側の情報筋は、今季はこれまで視察申請を却下したことはないと語っているようだ。 また、匿名を条件に『The Athletic』の取材に応じた複数クラブの事情を知る関係者は、「対戦相手のスカウトを最初に制限したのはチェルシー」と語ったとのこと。一方で、チェルシー関係者はこの主張を否定していると伝えられている。 同メディアは、この状況は16歳の逸材FWリオ・エングモアがチェルシー・アカデミーからリヴァプール・アカデミーに移籍したことが原因であると指摘。この移籍はプレミアリーグが規則違反がないか確認する5段階の審査プロセスをクリアしたものの、関心を持っていたマンチェスター・Uを含めて、3クラブの緊張につながったという。そして現地では、「チェルシー側によるエングモア移籍に対する反応」と解釈されているようだ。 なお、3クラブとも相手チームのスカウトの視察を正式に禁じているわけではない模様。さらに先週、代表者がこの状況を解決することを目的に会談を行ったようだが、まだ合意には至っていないようだ。一方で、この間も他クラブのスカウト陣はアカデミーの視察が許可されているとも伝えられている。