“眠い魔人”浜辺美波「スイッチが入る」18歳から飲んでいるものを告白
山田涼介(Hey! Say! JUMP)と浜辺美波が1月22日、東京・千代田区の和洋九段女子中学校高等学校で開催された映画「サイレントラブ」(1月26日[金]全国公開)直前イベントに出席。350人の中・高校生たちの前にサプライズで登場し、“特別講師”として「特別ホームルーム」で生徒たちからの質問や悩みに答えた。 【動画】山田涼介と浜辺美波が描く“世界で一番静かな”切ないラブストーリー…映画「サイレントラブ」予告編 ■山田涼介「気持ち次第」 最初の相談は「救急医療の場で薬の面から多くの人の命を救う薬剤師」を目指す生徒の「大学受験を控えています。集中力がなかなかないので、楽しむことと勉強とのスイッチの切り替えがうまくいかない」というもの。 山田は「結局、やるかやらないかじゃないですか、何でもそうですけど。やらなきゃいけないんだからやるっていうだけだと僕は思っているので。僕はアイドルやって、俳優業やって、バラエティーも出て、いろいろなスイッチがあるんですけど、その現場に行ったら『今日はこのモードだから絶対にやらなきゃいけないからこのモードでやる』って、自分の中に落とし込むっていうか、気持ち次第だから、どうやったらいいよって言ってあげることができないのが申し訳ないんだけど、本当にその夢をかなえたいのであれば、そんなに難しいことでもないのかなって思います」と言葉を送る。 浜辺は「私も結構(スイッチの切り替えは)苦手だと思っていて、銀行に行かなきゃなとか、サポートセンターがやってる時に電話しなきゃいけないんだけど…あぁ面倒くさいとか、すごくあるタイプなんです」と、自身もスイッチを入れるのが苦手と告白。 「私は友達とご飯を食べたりするのが大好きで、そこが少なくなってしまうとちょっとストレスになってしまう時もあるので、遊ぶ時はしっかりいっぱい遊んで、たくさん笑って、そこで『あぁ楽しかった』『やりきったな』となれば、勉強の方にもグッと集中できると思います。明るい前向きな性格を生かして、たくさん遊んでほしいなと思います」とアドバイスした。 ■浜辺美波「本番中も寝ちゃうぐらい眠くて仕方ない」 続いては、「将来の夢は看護師」という生徒から「私は寝ることが大好きで、学校から帰宅するといつも夕寝をしてしまうんです。看護師は夜勤があるので不安です」という悩み。 これには「私が“眠い魔人”なんで分かります」という浜辺が「私は本当にまだまだ成長期なのかっていうくらい本当に眠くて、18歳の時なんてカメラ前で寝ちゃうぐらい、本番中も寝ちゃうぐらい本当に眠くて眠くて仕方なかったんです」と、常に眠いと明かす。 そして、「一つ目はやっぱりカフェインですよね、コーヒー。コーヒーってすごいです。本当に集中力が上がります。あとは、これガチな返しになっちゃうんですけど、18歳からお仕事の時には朝必ず栄養ドリンクを飲んでいます。カフェインが入ったやつ飲むんですけど、スイッチが入るし、それ飲まないとずっとぼんやりしているんです。そういうスイッチになるような何かを見つけると、もう“勝ち”だと思います。看護師さんになるまでに見つけたらいいんじゃないかな」と助言。 山田は「お仕事ってなるとやらなきゃいけない。お給料を頂いてちゃんとやらなきゃいけない。学生の時の眠いと社会人になってからの眠いって、ちょっと質が変わるのかなと思っていて、意識が勝手に自分の中に入ってくると思うので、今考えている悩みというのは働いてみると意外となくなっているかもしれないですね」と、不安を取り除くようなメッセージを伝えた。 ■山田涼介「時間は意識して作るものではなく、行動力が時間を作る」 さらに、「自分に自信が持てなくなってしまうことがある」という生徒には、山田が「僕はあまり周りの目を気にしないで生きていて、周りの目ばかり気にしていると自分が自分じゃなくなってしまうような気がしているんですね。この人に嫌われたらどうしようとか、あの人こんなこと思ってるんじゃないかなと思うと、どんどんマイナスの方になっちゃう。そうではなくて、自分が生きたいように自分らしく生きるっていうのをテーマに僕は生きているので、自信が常にあるわけではない」と語る。 その上で、「その自信がなくなることがそもそもなくなるように、自分の考え方を変えるっていうのも一つの手かなって思います。あくまで僕がやっている意見なので、自由にやってみてほしいな」とアドバイス。 それを聞いた浜辺は、「私も自信がなくなる時がある気持ちがすごく分かるので今、勉強になりました。さすが! ありがとうございます」と、山田の言葉に感銘を受けた様子を見せた。 また、「塾とかで時間がなくて、うまく時間が作れない」という生徒には、山田は「(自分は)時間を作ろうと思って作ってないかもしれない」と語り始め、「今日でいうと、この前に生放送があって、少しだけ時間が空いていたんですけど、その間にちょっと買い物に行ったりとか。時間を作ろうではなく、ここ時間が空いたから何かしようみたいな、思い立ったら行動する行動力が時間を作るのかなと思います。あまり意識して時間を作ろうと思わないで、時間が空いたからやってみようかなって思う気持ちが大事なのかもしれないですね」と助言。 浜辺は「私も(時間を作るのは)苦手だと思います。これをやろうかな、やらないかなって考えちゃうと面倒くさいなとか、でもこうだしな、天気もこうだしなとかいろいろ考えちゃって、結局やらないっていうことにつながっちゃうことが多くなる気がするんです、なので、考える前にもう立っちゃうとか、予約を入れちゃうとか、先に行動をパッと起こしちゃった方がやるにつながるんだろうなと思います」と、「まずは行動を」という山田の意見に同調した。 ■浜辺美波「私も考えるきっかけになりました」 最後に、浜辺は「しっかりとした質問を頂いたことで、私も考えるきっかけになりましたし、映画のことそっちのけで(笑)皆さんと触れ合えたことだけが本当に思い出に残っちゃいそうなぐらい、楽しい時間でした」と笑顔であいさつ。 山田は「本当に皆さんから元気な声を聞いて、僕自身も元気をもらえました。僕が大事にしている『夢は見るものじゃなくて、かなえるものだ』っていう言葉があるんですけど、これから夢をかなえる学生さんたちだと思うので、自分の行動力一つで夢がかなうかどうかが決まってくる時期だと思うので、何か夢を持っている方が絶対にかなえるために今を大切に生きてほしいなと思います」と学生たちにメッセージ。 そして、「この映画『サイレントラブ』は、人の行動力でここまで人間って変わることができるんだって感じることができる映画になっていますので、ぜひ映画を見て、『私たち、この2人に会った~』って思ってもらえればと思います」と映画をアピールし、イベントを締めくくった。 ■映画「サイレントラブ」とは 内田英治監督によるオリジナル脚本の最新作となる同作品は、声を捨てた青年と光を失った音大生の密やかな情熱が交差する、世界で一番静かな切ないラブストーリー。 声を捨て、毎日をただ生きているだけの沢田蒼(山田)はある日、不慮の事故で視力を失い絶望の中でもがく音大生・甚内美夏(浜辺)と出会う。 何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われ、彼女を全ての危険から守ろうとするが、美夏に思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。 蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命の濁流が2人を飲み込んでいく。