プレミアリーグ第4節サウサンプトンvsマンチェスター・ユナイテッド[写真]=Getty images

　プレミアリーグ第4節が14日に行われ、サウサンプトンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。 　1年でのプレミア復帰を果たしたものの、ここまで3連敗中のサウサンプトン。是が非でも勝ち点が欲しい今節は前節からスタメン4人変更。ホームで“難敵”マンチェスター・ユナイテッドを迎え撃つ。また、前節移籍後初ゴールを記録した日本代表DF菅原由勢は4試合連続で先発に名を連ねた。 　一方のマンチェスター・ユナイテッドは、ここまで1勝2敗。開幕戦の勝利以降、波に乗れていない状況だ。昇格組相手に確実に勝利しておきたい今節は、先発を0－3で惨敗した前節リヴァプール戦から1名変更。デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンがカゼミーロに代わって名を連ねた。また、パリ・サンジェルマンから完全移籍で加入したウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテはベンチスタートとなった。 　 　試合開始から7分に右サイドで菅原がチャンスに絡む。自陣でパスを受けた菅原が相手を引き付け、プレミアリーグ初スタメンとなった18歳のテイラー・ディブリングにパスを送り、そのまま運んだディブリングが左足でゴールを狙うも、GKアンドレ・オナナのファインセーブで阻まれた。 23分、サウサンプトンが再び菅原、ディブリングでチャンスを創出する。インナーラップで相手の裏を取った菅原にディブリングがスルーパス。大きな切り替えしで相手を剥がした菅原が左足で鋭いボールを送るも、マンチェスター・ユナイテッドのマタイス・デ・リフトにギリギリでクリアされた。 　31分にサウサンプトンにビッグチャンス。菅原からのパスを受けたディブリングが細やかなタッチのドリブルで相手PA内に侵入すると、DFに倒され、PK獲得。しかし、キッカーを務めたFWキャメロン・アーチャーのシュートはGKオナナに止められてしまった。 　すると35分、ピンチを脱したマンチェスター・ユナイテッドが先制に成功する。左やや後方からの位置からのフリーキック（FK）で、ブルーノ・フェルナンデスからの浮き球のパスをファーサイドに位置取りしていたデ・リフトが直接頭で合わせ、先制に成功。デ・リフトにとって移籍後初ゴールとなった。 　さらに41分。右のコーナーキック（CK）がファーに流れたものの、ボールを受けたマーカス・ラッシュフォードが左斜め45度の位置から狙いすましたグラウンダーのシュートを流し込み、マンチェスター・ユナイテッドに追加点が生まれた。 　後半は、前半の勢いそのままにマンチェスター・ユナイテッドが攻勢の展開に。48分にはヌサイル・マズラウィがディアゴ・ダロトととのコンビネーションからシュートを放つも、惜しくもサイドネットとなった。 　なんとか1点を奪いたいサウサンプトンであったが、79分に主将のDFジャック・スティーヴンスがFWアレハンドロ・ガルナチョへのタックルを危険なプレーと判定され、“一発レッド”で退場となってしまった。 　数的有利になったマンチェスター・ユナイテッドは、試合を決定づけるダメ押し弾を狙うも、サウサンプトンが意地のディフェンスで防ぐシーンが増えていく。しかし、96分にスルーパスに反応したディオゴ・ダロトの折り返しをガルナチョが押し込み、ダメ押し成功。 　そのまま試試合は終了し、マンチェスター・ユナイテッド開幕戦以来の勝利となった。一方、敗れたサウサンプトンは苦しい開幕4連敗となってしまった。