＜日・巨＞バルドナード（左端）らナインを出迎えるグリフィン（中央）　（撮影・西川祐介）

　◇交流戦　巨人2―0日本ハム（2024年6月15日　エスコンF） 　巨人の阿部慎之助監督（45）は8回2/3を5安打無失点に抑えて開幕2戦目以来77日ぶりとなる今季2勝目（2敗）をマークした来日2年目左腕、フォスター・グリフィン投手（28＝米国）を「もうね、今までにないぐらい一番良かったんじゃないですか」と称えた。 【写真】＜日・巨＞9回途中まで力投し2勝目のグリフィン（右）をねぎらう阿部監督 　0―0で迎えた9回に主砲・岡本和が14戦ぶりの一発となる先制の11号2ラン。来日初完封の懸かっていたグリフィンが2死一、二塁としたところで2番手左腕・バルドナードをマウンドに送ったが、完封リレーで締めくくった。 　グリフィンは前回登板した8日のオリックス戦（東京D）では5回8安打3失点で今季2敗目。そこから中6日で見違えるような好投を披露した。初回から9回まで150キロを計測し、4回まで1安打7奪三振の快投。来日初完封こそ逃したものの、最後まで三塁を踏ませなかった。 　グリフィンのこの1週間での変貌について「凄く球種もちょっと増やしたりしてね」とした阿部監督。 　「全然相手のバッターも合ってなかったしね。最後、アウト取ってほしかったね。まあ、ああいうしびれた中でやらなくちゃいけないから。あれが精一杯だったかどうか分かんないけど、（遊撃の）泉口がちょっと体動いてなかったから（笑い）。ああいうのも良い経験としてね」とし、最後を締めくくったバルドナードについては「またね、自信持って投げて欲しいので、明日も勝ってたら行かせます」と“予告”していた。