厚労省、首相答弁案流出か アドレスも675人分
厚生労働省は2日、内部資料などを誤って第三者のメールアドレスに送り、外部に流出させていたと明らかにした。岸田文雄首相の国会答弁案も含まれるとみられる。省内外の675人分のアドレスといった個人情報も見られる状態だった。悪用などの被害は確認されていないとしている。 同省老健局の職員が、メールの送信先として私用のアドレスを登録した際に間違えたのが原因。2023年9月ごろから別人に送信し続けていた。24年1月下旬に、この職員が誤りに気付いた。 メールは内部資料を送ったり、会議情報を共有したりするために利用。宛先には厚労省職員のほか、別の省庁や民間団体の職員なども含まれていた。