きっかけは車内でおむつ替えする父親の姿… ベビーケア室を導入、資金募集し保健センターに 長生村
赤ちゃんのおむつ替えや授乳ができる「ベビーケアルーム」の購入費用を募集していた長生村は、集まった資金約460万円を活用し、保健センター内に同ルーム1台を導入した。センターの駐車場に止めた車内でおむつ替えをしていた父親がいたため、保健師が設置を提案していた。 村によると、ふるさと納税の仕組みを利用したクラウドファンディングを5~8月に実施し、資金を調達した。同ルーム購入費は約320万円で、残った資金は交流センターの児童用の備品購入などに充てる。 村は昨年11月、子育てしやすい環境づくりを進める「ベビーファースト宣言」を長生地域のほかの6市町とともに行っており、同ルームの整備はこの取り組みの一環でもあるという。 村の担当者は「賛同してくれた方の気持ちに応えられるよう、子育て環境を今後も整えていきたい」と話した。