「iOS 18」に期待する5つの機能--「Siri」や通知機能の改善など
3. よりスマートで、より便利な「Siri」 iPhoneの音声アシスタントであるSiriの現状はかなり退屈で、見通しも暗い。世界中の何百万台ものiPhoneで利用可能なサービスであるにもかかわらず、機能面で「Googleアシスタント」やAmazonの「Alexa」に劣っている。どちらと比較しても、1つ前の時代のサービスであるように感じる。 Appleは、「ChatGPT」や「Google Gemini」などのチャットボットでも使用される大規模言語モデル(LLM)を使って、Siriを改良することを計画していると言われている。BloombergのMark Gurman氏が報じたところによると、Appleは現在、Siriが文章をオートコンプリート(自動補完)できるようにすることで、Siriと「メッセージ」の機能を改善する作業に取り組んでいるという。 これが実現すれば、Siriとの会話の負担が軽減されるだろう。おそらく、Siriは何らかのウェブ検索結果を返すのではなく、より会話に近い形式で質問に答えられるようになるはずだ。例えば、生成AIを使用することで、Siriは概念を説明したり、メッセージや電子メールの下書きを作成したりできるようになるかもしれない。ユーザーからの指示に基づいて画像やビジュアルを作成する能力を獲得し、今よりもはるかに強力な創作ツールになる可能性さえある。 4. 通知管理の改善 筆者が記憶している限りでは、AndroidとiOSを使い始めてからずっと、iPhoneよりもAndroidの通知管理の方が優れていると感じてきた。iOSの複雑な通知には秩序がなく、使っていてイライラすることも多い。少し使っただけのアプリの1週間前の通知など見たくない。「すべて消去」オプションがもっと一貫して表示されるようにもしてほしい。通知トレイを空にするためだけに、同じアプリの複数の通知を1つずつスワイプして消去しなければならないことがよくあるからだ。 Androidでは、同じアプリからの通知が複数ある場合(例えば、Instagramの友達からのダイレクトメッセージ)、それらは1つにまとめられ、通知件数が表示される。それを下にスワイプして、それぞれのメッセージを確認した後、必要なメッセージに対応したり、1回のスワイプですべてを消去したりできる。 しかし、iPhoneでは、アプリごとに独自の通知があり、同一の送信者からのメッセージが複数ある場合にのみ、通知がまとめられる。WhatsAppや「メッセージ」「Gmail」など、ほかのサービスも追加すると、翌朝には、通知センターが混沌としているはずだ。筆者は、AppleがAndroidの通知管理を参考にして、iOSの通知システムを改善し、より直観的かつ簡単に操作できるようにすることを願っている。朝起きると、AIが作成した通知の概要が表示されるようになると嬉しい。話がそれてしまった。 5. ホーム画面に空白を作れるようにしてほしい AndroidからiPhoneに乗り換えたときに感じる最も大きな違いの1つは、ホーム画面の設定の制限がより厳しいことだ。Appleが改善に取り組んでいないわけではない。最近では、さまざまなサイズのウィジェットやウィジェットスタックを追加できるようになったことで、ホーム画面のアプリのレイアウトを整理するのがはるかに容易になった。しかし、依然として、ホーム画面の下部により多くのアプリを配置するために、最上層の行をアプリで埋めなければならないのは、大変な苦痛である。 Androidでは、最もよく使用するアプリ群をいくつかのフォルダーに格納して、画面の下部に配置し、アクセスしやすくすることが可能だ。筆者は、上部には天気ウィジェットだけを配置し、画面の残りの部分には何も置かないことを好む。しかし、筆者のiPhoneのホーム画面には、空白を埋めるために、ウィジェットスタックといくつかのアプリフォルダー(「生産性」「ショッピング」など)が配置されている。 幸い、iOS 18では、ホーム画面上のアプリアイコンを自由に並べ替えることがついに可能になるかもしれない。MacRumorsの先頃の報道によると、ユーザーは空の列や空の行、アプリ間の空白を作成できるようになるという。 この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。