市民のすき狙うカラス……市街地で広がる被害に頭悩ます長野市
市の担当者は「カラスは、天敵のいない住み心地の良い市街地に移ってきているなどと言われているようです。頭が良く、ごみ収集の曜日も覚えているのかと思わせるほど」。上空から餌となる生ごみなどを探して偵察し、人の姿が見えなくなると10数羽で急降下して一斉にごみをあさる姿は異様です。 長野市ではこれまで市街地の樹木で夜明かしするムクドリの鳴き声の騒音被害などもひどく、爆竹などを使った対策を実施してきました。ムクドリの農作物被害は、長野県で5000万円近く(2006年度)あり、山梨、神奈川など近県に比べ数倍に上ります。
--------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説