「マイコプラズマ肺炎」過去最大級の流行…感染すると何日休む必要がある?【医師解説】
マイコプラズマ肺炎にかからないための対策は?
編集部: マイコプラズマ肺炎にかからないための対策を教えてください。 武井先生: 特に大事なのは、普段から水と石けんでよく手を洗うことです。また、マイコプラズマ肺炎に感染した場合は、家族の間でタオルを共同で使うことは避けましょう。せきが出る場合は、マスクを着用するなどの咳エチケットも忘れないでください。そのほか、規則正しい生活(食事・運動・睡眠)や体を温めることも、感染予防という観点から免疫を高めるために重要です。
編集部まとめ
国立感染症研究所は、現在の集計方法になった1999年以降、1医療機関あたりの「マイコプラズマ肺炎」患者の報告数が、最多を更新したと明らかにしました。これから年末年始を迎える中で、マスクの着用やせっけんによる手洗い、アルコールによる手指衛生などに気をつけて、マイコプラズマ肺炎に感染しないよう対策を講じましょう。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
武井 智昭 先生(高座渋谷つばさクリニック) 【経歴】 平成14年慶應義塾大学医学部を卒業。同年4月より慶應義塾大学病院 にて小児科研修。平成16年に立川共済病院、平成17年平塚共済病院(小児科医長)で勤務のかたわら、平成22年北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室にて研究員を兼任。新生児医療・救急医療・障害者医療などの研鑽を積む。平成24年から横浜市内のクリニックの副院長として日々臨床にあたり、内科領域の診療・訪問診療を行う。平成29年2月より横浜市社会事業協会が開設する「なごみクリニック」の院長に就任。令和2年4月より「高座渋谷つばさクリニック」の院長に就任。 【資格】 日本小児科学会専門医・指導医、日本小児感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)、臨床研修指導医(日本小児科学会)、抗菌化学療法認定医