関電子会社 環境省からの受託業務で約1800万円を過大請求など不正な経理処理
関西電力の子会社が環境省から受託した海洋環境保全に関する業務で約1860万円を過大請求するなど不正な経理処理が行われていたと発表しました。 環境に関する調査研究や測定分析などを行う関西電力の子会社「KANSOテクノス」は2023年度に環境省から「発電所などから出るCO2を地中に埋める技術である「CCS」を実施するため地中の二酸化炭素の状態を調査などを行う業務」を受託していました。 KANSOテクノスによりますと、今年3月に業務が完了したとして提出した精算報告書の中で、再委託費や人件費などの名目で、事実とは異なる費用の付け替えや契約金額と請求金額が合うよう実際にかかった費用よりも約1860万円を過大に請求していたということです。 今回の事態は今年4月17日にコンプライアンス相談窓口に「実際には従事していない従業員が、当該事業の一部を実施したかのように装い、虚偽の作業日誌を作成して人件費を請求している」などと内部通報を受けて発覚したということです。 KANSOテクノスは、社外弁護士による調査を行っているということで、原因究明と再発防止に速やかに務めたいということです。