独で初のエムポックス重症型 国外で感染
【ベルリン共同】ドイツ政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は22日、アフリカで感染が拡大するエムポックス(サル痘)ウイルスでより重症化しやすいタイプの「クレード1」の感染者を国内で初めて確認したと発表した。国外で感染したという。 研究所は、クレード1は濃厚な身体接触により感染するとし「一般市民の健康へのリスクは低い」としている。 世界保健機関(WHO)は8月、アフリカのコンゴ(旧ザイール)を中心にエムポックス感染が拡大していることを受けて緊急事態を宣言。アフリカ外でのクレード1の感染は8月中旬にスウェーデンで初めて確認され、これまでにタイやインドなどでも報告された。