石川遼は8打差後退で逆転厳しく「日本オープンだから…という感じではない」
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(12日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆3738人) 【画像】馬場咲希が国内プロ初戦で優勝争い 石川遼は6打差13位から出たムービングサタデーに3バーディ、6ボギーの「73」とスコアを落とし、通算5オーバー15位に後退した。首位との差は8打に開き、「8打差というのは普段のトーナメントでも逆転するのは滅多にない。日本オープンだから分からないという感じではないかな」。前年2位と優勝争いを演じたナショナルオープン初制覇が一気に遠のいた。 初日はパープレー「70」で滑り出したが、2日目から連日のオーバーパー。フェアウェイを外せばペナルティに近い厄介なラフが待ち受け、ショットにかかるプレッシャーはほかのツアートーナメントと一線を画している。
「普段と違った疲れを感じるが、このセッティングに感謝したい」と言ったのは、3UTや5Iといったロングゲームにおける強化ポイントをあぶり出してくれるから。長い番手でグリーンを狙うシーンが増える分だけ精度という課題を改めて突き付けられる。「他の試合では(1日に)1、2球しか経験できないが、この試合では1日で5、6回もできる」と、どこかうれしそうな顔で話した。 「収穫もたくさんあるし、大きく成長できるいい機会でモチベーションも高い。あす1日思いっきりプレーして、アンダーパーで終えたい」とひとつでも上を目指す。(埼玉県狭山市/松島流星)