メッツ・千賀

◇３日（日本時間４日）　ワイルドカードシリーズ第３戦　ブルワーズ２―４メッツ（ブルワーズ） ◆千賀滉大の『お化けグラブ』【写真】 　メッツ（第６シード）はブルワーズ（第３シード）に逆転勝ち。フィリーズとの地区シリーズに駒を進めた。ピート・アロンソ一塁手（２９）が２点を追う９回に逆転３ランを放った。 　奇跡によって、千賀滉大投手（３１）がポストシーズン（ＰＳ）で復帰する目が復活した。０―２の９回１死一、三塁。アロンソがカウント３―１から外角１３９キロのチェンジアップを捉えた打球は、右翼フェンスを越える逆転３ラン。敵地アメリカンファミリーフィールドは静寂に包まれ、守護神デビン・ウィリアムズがマウンドでがっくりと腰を折る中、アロンソは一塁を回ったところで両拳を振り下げ、雄たけびを上げた。 　メッツは９月３０日のシーズン最終ダブルヘッダー第１戦も、リンドアが９回に逆転２ランを放ち、ＰＳ進出が決定。米野球データアナリストのサラ・ラングスさんによれば、「ともに９回以降の逆転勝利でＰＳ決定＆ＰＳシリーズ勝ち抜け」を果たしたのは、今回のメッツがメジャー史上初となった。 　右ふくらはぎ痛でリハビリ中の千賀は１日、ライブＢＰ（実戦形式の打撃練習）に登板。２５球を投げ、メンドーサ監督は「彼自身が好感触で、球速もアップしたのはいい兆候だ」と語っていた。ＰＳで復帰した場合はオープナーとして先発するか、ブルペンから起用される可能性が伝えられている。