湊川公園復活に「神戸新開地アート縁日」好評開催中/兵庫
神戸市兵庫区の湊川公園で毎月、第2土曜日に開催されている「神戸新開地アート縁日」が人気を博している。雑貨、アクセサリー、陶芸など幅広いジャンルの作家が、自分の作品を展示販売しているほか、地球とからだにやさしいフードとマルシェのブース、カフェコーナー、関西のアマチュア・ジャズ奏者らが出演する「空の下の演奏会」、親子で楽しめる「こどもの縁日」「ガーデニングショップ」など『手作り』がコンセプト。地元のみならず、出展者は関西一円に及び、楽しいフェスティバルになっている。 湊川公園は1911年に開園してすでに100年を越える歴史のある公園。かつては、神戸の中心地のシンボルとして、高さ90メートルの東洋一といわれた神戸タワーがそびえ、野外音楽堂、水族館、などさまざまな娯楽施設があった。しかし、神戸の中心地が三宮など東へ移行するのに歩調を合わせるかのように、神戸タワーが取り壊され、近くにあった市役所も移転するなど衰退。しかし、2004年ごろからガーデニング活動が始まり、2010年には2年間の改修工事を経て、花と緑があふれる公園に姿を変えている。 「アート縁日」は、毎年5月に同所で行われている神戸新開地音楽祭の企画として行われていたものが、定期的に開催されるようになったもので、2013年6月から現在のスタイルで行われている。「広島や奈良とかからの出店もある。いろんな試みがいい方向に出ている」と同イベントを主催する、「新開地まちづくりNPO」の藤坂昌弘事務局長。次回の開催は7月12日。問い合わせは「新開地まちづくりNPO」(078・576・1218)まで。 (文責 谷川しゅんき/関西ライター名鑑)