中東危機に揺れるアラブ系の街 民主党あきらめ、「戦争終結」うたうトランプ氏投票の人も
ミシガン大ディアボーン校のジャピシュ・ボラさん(18)は、ガザ攻撃を「人権侵害」と断じる小政党「緑の党」候補のジル・スタイン氏に投票した。ただ、スタイン氏は泡沫(ほうまつ)候補。大統領になる可能性はない。
レバノン出身のジーナ・ジャミさん(31)は「自分の投票が役に立たないのは嫌」とトランプ氏に投票した。「戦争終結の可能性が1%でもあるならかけてみたい」と話す。ジャミさんには今もレバノンで暮らす親族がいる。すがるような思いが伝わってきた。(ディアボーン 平田雄介)