新社会人必見!新卒1年目の貯金額と、使ったお金の内訳を統計から解説!
新卒の社会人は、1年間でどれくらいの金額を貯蓄できるのでしょうか。 毎月支給される給料の中から無理なく日々の生活を送るためには、収入に対して支出費目をどれくらいの割合にするとよいのかを考えていかなければなりません。 そこで、統計調査やアンケート調査をもとに、新卒の給料や年間の平均貯蓄額、1ヶ月あたりの生活費の平均的な内訳を紹介します。
新卒の年収と1ヶ月あたりの収入と手取り
産労総合研究所の「2023年度決定初任給調査」によれば、大学卒の初任給は21万8324円でした。 新卒に夏のボーナスを支給する企業は86.1%、支給しない企業は8.9%で、通常通りのボーナスを支給するのは冬からという企業が多いです。 なお、新卒の夏のボーナスの平均額は9万6732円でした。厚生労働省の「毎月勤労統計調査令和5年2月分結果速報等」によれば、令和4年の冬のボーナスの支給月数は調査産業計で1.04ヶ月分です。 これらのデータをもとに新卒の平均年収を計算すると、294万3676円です。1ヶ月あたりの収入は約24万5306円になります。手取りは額面の約8割なので、新卒の1ヶ月あたりの手取りは約19万6244円です。
新卒の平均貯蓄額は前年より減少
ソニー生命保険株式会社がおこなった「社会人1年目と2年目の意識調査2023」によると、社会人1年目に貯蓄した金額の平均は49万円でした。前年におこなったアンケート調査では平均が62万円だったので、13万円減少しています。年間に49万円を貯蓄するには、1ヶ月あたり4万円強ずつ貯蓄しなければなりません。 2023年の調査データを細かく見ていくと、0円の人が14.4%いたのに対し、100万円以上の人が23.0%いました。0円と答えた人は前年と比べて1.8%増加、100万円以上と答えた人は前年より9.4%増加しています。 10万円未満と答えた人は13.8%と、前年と比べて12%増加しました。貯蓄が0円と答えた人と10万円未満と答えた人を合わせると28.2%になります。これらの結果から、貯蓄がほとんどできていない人としっかり貯蓄できている人に二分されているといえそうです。