「マリオカートみたい!」フェラーリのルクレール、思わず叫ぶ...F1サウジアラビアGPフリー走行1回目
F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)が初日を迎え、フリー走行1回目が行われたが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が思わず「マリオカートみたい!」と無線で叫ぶシーンが見られた。 ●【2024F1第2戦サウジアラビアGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数 現地時間16時30分のセッション開始時は、晴れ、気温26度、路面温度41度という温暖なコンディションだが、湾岸道路ということもあり風は強い。 1時間のセッションでトップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、0.186秒差の2番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、トップから0.209秒差の3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。 同0.280秒差の4番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、同0.371秒差の5番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。10番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は同1.088秒差とトップ10は接戦だ。 レッドブルF1と同じ『Honda RBPTH002』を搭載するRBは、ハードタイヤ(白)とミディアムタイヤ(黄色)を履いて、角田裕毅が16番手、ダニエル・リカルドが12番手だった。ソフトタイヤ(赤)を履く予選より、決勝レースを見据えたセッティングに集中しているのがわかる。そのため、タイムと順位は気にするほどではない。 ■フリー走行1回目【F1第2戦サウジアラビアGP】 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 2 F.アロンソ(アストンマーティン) 3 S.ペレス(レッドブル) 4 G.ラッセル(メルセデス) 5 C.ルクレール(フェラーリ) 6 C.サインツ(フェラーリ) 7 L.ノリス(マクラーレン) 8 L.ハミルトン(メルセデス) 9 L.ストロール(アストンマーティン) 10 A.アルボン(ウィリアムズ) 11 V.ボッタス(Kickザウバー) 12 D.リカルド(RB) 13 E.オコン(アルピーヌ) 14 L.サージェント(ウィリアムズ) 15 O.ピアストリ(マクラーレン) 16 角田裕毅(RB) 17 P.ガスリー(アルピーヌ) 18 G.ジョウ(Kickザウバー) 19 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 20 K.マグヌッセン(ハース) このフリー走行では空気の流れを見るための『フロービズ』という液体を塗布するマシンも多く、空力確認をして今後の開発に必要なデータを収集していた。 ■マリオカートみたい! 湾岸エリアで風が強く、ビニール袋らしきゴミが目立った。オンボードカメラで見るとそのゴミが超高速で走るドライバーに向かってくるような場面もあり、ルクレールは「トラックはマリオカートみたいだよ!あちこちにゴミ袋みたいなのがある」と思わずつぶやく場面もあった。もし飛んできたのが“バナナの皮”だったらスピンしていたかもしれない...。 ルクレールのオンボードカメラではゴミ袋がサスペンションアーム付近に引っかかっていたのが確認できたが、もしこれがサイドポッドのインレット(吸入口)に入ってしまうとオーバーヒートに繋がってしまう。 ■F1第2戦サウジアラビアGP情報 先週に続き、今回もラマダンの関係から木曜日~土曜日のグランプリ開催となっている。 今回のタイヤは、ハード(白)がC2、ミディアム(黄色)がC3、ソフト(赤)がC4とバーレーンGPより1段階柔らかいコンパウンドが投入されているが、前戦に対してこのGPの路面はタイヤのデグラデーション(性能劣化)は低い。 この後のフリー走行2回目は日本時間深夜2時~3時に行われる。