販売力を徹底強化!夏の集中特訓セミナー盛況 最新トレンドからプロのスタイリング術までみっちり2時間半
リアルトレンドでもスタイリングの重要性が浮き彫りに
第2部は、国内ウィメンズアパレルを精力的に取材する本橋涼介「WWDJAPAN」シニアエディターが登壇。トラッド&ベーシックに回帰した今秋冬の傾向を押さえた上で、「レザー」「赤」「ファーリー」「リボンディテール」「ポインテッドトゥ」などのキーワードとアパレル各社の打ち出しを紹介した。「商品の目新しさでは勝負できない分販売員のスタイリング力がそのままブランドの実力値になる」と考察した。
人気スタイリストが教えるリアルなスタイリング術
第3部は、女性誌やモード誌で活躍するスタイリストの濱本愛弓と佐藤まどか「カデュネ」販売統括マネージャーを交え、実践的なスタイリングを学ぶ場に。「カデュネ」をはじめTSIホールディングスが抱える人気ブランドのアイテムで、計6体のコーデを組んだ。
解説は、今季注目の「赤」をインナーに取り入れたルック1からスタート。ベーシックなジャケットコーデに、今年らしさをプラスした。足元はスクエアトゥのパンプスを合わせ、カジュアルなデニムスタイルに女性らしさを加えた。
ルック2は、ネルシャツをベルトのように巻くことで、肌の露出が気になる人にもミニ丈のボトムスを提案しやすくした。「必ずしも“こう着ないといけない”という縛りはない。自分が自信をもって楽しめば、苦手意識のあるアイテムやチャレンジングな着こなしも馴染んでくる。それがセンスになる」(濱本愛弓スタイリスト)。
カーディガンをハイウエストのデニムに合わせたルック3、フレアラインのツイードトップスを軸に組んだルック4と、シルエットを生かしたスタイリングが続く。ルック4は、インナーのシャツの襟を立たせ、レイヤード提案に一癖を加えた。佐藤マネージャーは、「“魅せるレイヤード”がトレンドの今、実用的なレイヤードの提案はお客さまの満足度につながる」とコメント。
ルック5はオールホワイトの甘めコーデにMA-1を合わせた甘辛ミックスコーデ。「甘めコーデをする人は、きっとMA-1を持っていない。意外と提案しやすい」(佐藤マネージャー)。