新NISAやらないともったいないは本当?証券口座、銘柄はどう選ぶの?【FPが伝授】
普通の人は個別株はやらなくていい。NISAは定額の積立投資信託でOK
NISA口座に定期的に入金する金額が確保できた人は、じゃあ何をNISAで買うか考えることになります。NISA口座は、元本割れする可能性がある投資商品が対象です。 ネットでは個別株の話題をよくみかけますが、個別企業の株は100株単位での購入費用が高くなってしまうのが難点です。5~10万円くらいでようやく1社買えるイメージですから毎月購入というわけにはいきません。 そこで、NISA初心者には投資信託の活用をおすすめします。先ほど「月100円からの少額購入も可能」と紹介したのが投資信託ですが、同時に「1つの投資信託で何百社への同時投資が可能」なのも魅力です。 たとえば世界中の株式に投資をする、という投資信託を買うと、1つの投資信託で約2800社に投資をしたことになります(「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の例)。 AppleやMicrosoftはもちろん、ソニーや任天堂、あるいはインドやインドネシアの次世代を担う企業にもちょっとずつ広く投資できるということです。 近年では運用コストも下がっており、例にあげた投資信託などは年率0.05775%(税込み)と、10万円を1年間投資して57.75円しかかからないほど。低コストかつ広く分散投資される商品を選んで、まずはスタートしてみてください。 山崎俊輔 フィナンシャルウィズダム代表。ファイナンシャルプランナー。夫婦で共働き、共家事、共育児しながら子どもふたりを育てている。 Source: 楽天証券, WEALTH ADVISOR
山崎俊輔