千葉雄大が過去に友人と交わした“約束”が、舞台の設定でよみがえる!?「30歳でお互いひとりだったら…」
舞台稽古は好き。だけど……
――稽古は始まったばかりだそうですが、共演者の方と何かお話ししましたか? まだ個々にはお話しできてないのですが、松尾諭さんは僕が初めて主演をやらせていただいたドラマ『白戸修の事件簿』(2012年 TBS)でご一緒して以来の共演。「久しぶりやな!」と言ってくださって嬉しかったです。 江口のりこさんは、二人のシーンが多いので、僕の演じるイマジナリー彼氏がどういう感じで存在したらマッチするか、いろいろお話しできたらと思っています。 本読みでは、松岡茉優さんの場面が面白くて、僕はずっと笑っていました。 ――稽古はお好きですか? 好きですけど、セリフを覚えなくてはですよね……。 ――セリフ覚えが得意そうに見えます。 得意も苦手もなくて、セリフがすぐ入るときと、なかなか入らないときがあるんです。その理由はよくわからないのですが。今回は現実の場面にイマジナリーが急に入ってきたりするので、そこが大変そう。でも、楽しみでもありますね。 ――本作は、承認欲求や社会への発信、みたいなテーマが出てきます。千葉さんはSNSでは、どのくらい「どう受け止められるか」を意識して発信されているのでしょう。 人を傷つけてはいけないけれど、僕は割合自由にやっていいんじゃないかと思っています。インスタグラムなどは、「料理がうまくできた」「〇〇に行ってきた」など、基本的に自分の「好き」を発信していますね。更新頻度は少ないですけど(笑)。 SNSのいいところは、発信することで人とつながれることですよね。お世話になった方からDMをいただいて仲良くなったり、「この映画がお好きなら、コメントを書きませんか?」と言っていただいたり。そうやって広がる世界があるなと思っています。 千葉雄大(ちば・ゆうだい) 1989年生まれ、宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』で俳優デビュー。近年の主な出演作に映画『子供はわかってあげない』(21年)、『もっと超越した所へ。』(22年)、ドラマ『いいね! 光源氏くん シーズン1、2』(20、21年 NHK)、『星降る夜に』(23年 テレビ朝日)、『アンメット ある脳外科医の日記』(24年 関西テレビ)、舞台COCOON PRODUCTION2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』(22年)、KAAT神奈川芸術劇場『ジャズ大名』(23年)など。WOWOW『アクターズ・ショート・フィルム2』にて『あんた』、『アクターズ・ショート・フィルム4』にて『ハルモニア』を脚本・監督した。映画『スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナル ハッキング ゲーム』が11月1日に公開。
黒瀬朋子