「マリーゴールド潰れろ!」女子プロ界の異端児・松本都がマリーゴールド所属初戦の石川奈青に愛のムチ!
都は色々と思うところがあるのか、石川の鬼殺し棒を奪って滅多打ちにし「なにがマリーゴールドじゃコラッ!」とかかと落とし。さらに「今日は凶器なんかに頼らず正々堂々と拳と拳でやりに来たの!このブスが!」と煽りながら顔面を踏みつけたり、ロープに逆さ吊りにしながら雑巾に石川の顔を押し付けたりとやりたい放題。 都が「お前にとってプロミネンスはそんなもんだったのか!」とエルボーを放っていくと、石川は「プロミネンス!ありがとうッ!」と絶叫しながらエルボーで反撃。これにカチンと来たのか都が「マリーゴールド!潰れろッ!」と罵倒しながら強烈なエルボーを叩き込むと、場内は大爆笑に包まれた。
コミカルな雰囲気の展開が続いていったが、終盤には不意に都が滅多に見せないシリアスモードに突入。「そんなもんか!」と石川の覚悟を問うかのように顔面を激しく蹴りつけていく。 これを受けた石川は「水、水……」と焼酎を4Lボトルからラッパ飲みしてパワーチャージし、ダブルアーム・スープレックスやダイビング・クロスボディなどで連撃。都が「マリーゴールド!さようなら!」と叫んでシャイニング崖ザードを発射するも、石川は巨大鬼殺し棒でフルスイングして撃ち落とす。 石川は必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、都が振り払って顔面へのソバット。さらにシャイニング崖ザード with イス、巨大鬼殺し棒+イスの上へのリバースタイガー・ドライバーもカウントは2。最後は都がみやここクラッチで3カウントを奪った。
試合後、都は「プロミネンスを旗揚げから2年間守って来た人間として石川が途中で入ってきたのはマジで複雑だったんです。でも『世羅が決めたことだからしょうがない』って思ってたら、またこんな風にプロミを踏み台じゃないけど辞めてくって、メチャクチャ複雑です」と忌憚なく心境を語る。 そして、「ただ、女子プロ界で何が起ころうと今後にとって良くなっていってくれるなら私はいくらでもこんな役を引き受けるし、悔しい思いだってします。それも私の意地なんで。石川を応援しようとは思えないですけど、マリーゴールド上がってからも『都さんお願いします』って言われるくらいに私はプロミを守って成長します。これからも石川、頑張って!……頑張ってねっ!!」と、厳しい言葉を口にしつつも最後は石川の門出を全力で応援した。
一方、石川はフリーランスとして最後の試合かつマリーゴールド所属としての初戦であったことを語り、「マリーゴールド所属の会見をさせていただいてから初めての試合で。しかもそれが半年間お世話になったプロミネンスさんでっていうのがありがたいと思います。自分は他団体の所属にはなったんですけど、別にプロミネンスさんとお別れするとかではないので。今後もまたリングで対戦できたら嬉しいです。もっと強くなってプロミネンスさんへの感謝を返していきたいです」とコメント。 「大人同士のアレなんで分かんないですけど」と前置きしつつも、マリーゴールド所属後もプロミネンスへの継続参戦を考えていることを明かした。