福原充則の“野外劇の野球劇”「リバーサイド名球会」が配信でよみがえる
福原充則が作・演出を手がけた「スリーピルバーグス 第2回野外公演inスタジアム!『リバーサイド名球会』」の映像配信がスタートした。 【画像】「スリーピルバーグス 第2回野外公演inスタジアム!『リバーサイド名球会』」より。(Photo:igaki photo studio、Photo courtesy:Toyota Theater Festival)(他11件) 「リバーサイド名球会」は、福原を中心とするユニット・スリーピルバーグスによって9月に兵庫・こうのとりスタジアムにて上演された作品で、“野球へのLOVEが、すべてのLOVEへとつながっていく60分の喜劇”が展開した。本作には、八嶋智人、福原作品に初参加となる兵庫県豊岡市出身の平井まさあき(男性ブランコ)、久保貫太郎、永島敬三、佐久間麻由が出演した。 配信に際し福原は「これは見てくれる方との勝負だと思ってます。“役者5人のみで野球場で野外劇”と聞いて、あなたが想像するアレやコレと、実際映像に映ってるアレやコレや車や星座や天使と、どっちが面白いか。...まぁ小さい劇団の予算内での話ですけどね(予防線)。しかし、その小さい劇団の思いつきが、様々な人を巻き込み、本番初日、最寄り駅から臨時シャトルバス三台でお客さんが球場にやってくる様子を見た時は、リアル・フィールド・オブ・ドリームス!と思いました。ご購入、お待ちしてます!」とコメント。八嶋は「僕はあの夏の、あの野球を、あの芝居を、あの景色を、あの役者と観客とスタジアムと杜と鹿と虫と星と風と雨と花火とガソリンの匂いと豊岡の人と酒と肴を、一生忘れる事はないだろう。その生々しい感触がライブ感たっぷりな配信で甦るだと! 福原充則が仕掛けた祝祭演劇をもう一度味わえる幸せを僕は噛み締めたい。皆さまにも是非立ち会って欲しい。世界を好きになるから」と語る。 平井は「野外劇の野球劇です。野外劇なので著しく天候、環境に色々、左右されます。野球劇といってますが、こちとら本気野球をしています。 我が故郷、豊岡のこうのとりスタジアムがハラハラドキドキワクワクの一大エンターテイメント空間へと変わった様をぜひ皆様映像でお楽しみいただきたいです」と言い、久保は「稽古の始まりはまだ暑い夏の頃でした。皆で野球場へ通った日々、あれこれ試行錯誤した稽古場、こうのとりスタジアムのあまりの美しさ、夜の闇、虫の声、前人未到、福原さんの野望と世界が始まる瞬間、上がるテンション、ズル剥けの腹、佐久間さんの燃えさかる 執念、八嶋さんの雨をも振らせてしまう芝居、平井さんの掴みようのない面白さ、敬三くんの疾走と大爆発、スタッフさんの愛と献身、 支援してくれた方々の想い、豊岡の仲間との友情、そして演劇の悦び。すべてがここに詰まっています。是非ご覧いただけたら嬉しいです」と観客にメッセージを送る。 永島は「出来上がった映像をひと足先に見させてもらって、本番中には気付けなかったこの公演の魅力を改めて沢山発見することができました。敢えて一つだけ挙げさせてもらうと、配信チームの皆様の凄さがあります。芝居にもお客様の観劇の妨げにもならないよう気を遣いつつ撮影され、でも一つ一つのシーンがしっかり伝わる素晴らしい映像でした。 是非見ていただいて、この作品の魅力を探してくだされば幸いです。スリーピルバーグスが送る世界への讃歌、年末年始に一層の活力をもらえること間違い無しです!」と自信を見せ、佐久間は「たくさんの奇跡が詰まったこの映像を、どうやったらこの世界のたくさんの方に観てもらえるのか。考えても考えてもなんの答えも見つからないままです。お心とお力を添えてくださったみなさんのお陰で、小さな劇団では到底たどり着けないところまでこの作品はたどり着くことができました。みんなで創った奇跡を、1人でも多くの方に観ていただきたいんです。観てもらえたらうれしいですし、もし楽しんでもらえたなら、周りの方におすすめしてもらえたら尚うれしいです」と観客にメッセージを送った。視聴料は2500円。配信期間は1月4日まで。 ■ スリーピルバーグス 第2回野外公演inスタジアム!「リバーサイド名球会」 2024年9月20日(金)~2024年9月22日(日・祝) ※公演終了 兵庫県 こうのとりスタジアム □ スタッフ 作・演出:福原充則 □ 出演 八嶋智人 / 平井まさあき(男性ブランコ) / 久保貫太郎 / 永島敬三 / 佐久間麻由