不祥事相次いだ鹿児島県警、新本部長が就任「信頼回復は険しい道だが日々努力を重ねたい」
鹿児島県警の岩瀬聡本部長(50)が5日、就任の記者会見を開き、相次いだ不祥事で県警への信頼が揺らいでいるとの認識を示し、「信頼回復は険しい道だが、日々努力を重ねたい」と抱負を述べた。 【写真】離任の記者会見で、質問に答える野川本部長(1日午後、鹿児島市の鹿児島県警本部で)
会見で岩瀬氏は、県警が策定した再発防止策にも触れ、「着実に進めたい」と語った。岩瀬氏は、1999年に警察庁に入庁。同庁交通規制課長から5日付で就任した。
県警では4月以降、内部文書を漏えいしたとして、前生活安全部長・本田尚志被告(61)が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕されるなど4人の逮捕者を出した。枕崎署の元巡査部長(依願退職)による盗撮事件では、本田被告が、前本部長・野川明輝氏が不祥事を隠蔽しようとしたと主張。野川氏は否定している。