【ジャパンC】3歳牝馬チェルヴィニア戴冠だ! “減点”は年齢のみでV最有力
過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。国内外の実力馬がそろう「第44回ジャパンC」を徹底解析した結果、意外なくらい差がついた。古馬撃破を期すオークス&秋華賞2冠牝馬チェルヴィニアがV最有力だ。 【年齢】 一番、勝っているのが【5・3・4・38】の4歳で勝率10%はトップ。ただ、連対率と複勝率に関しては【1・4・2・17】の3歳が同20・8%、29・2%で一番いい。次いで5歳が【4・3・4・31】で同16・7%、26・2%をマークし、この2点で4歳をリードしている。勝ち切っている点を評価して4歳が20点、3歳が15点、5歳が10点、6歳以上は5点とした。 【性別】 【7・8・8・112】で勝率5・2%、連対率11・1%、複勝率17%の牡馬に対して牝馬は【3・2・2・18】で同12%、20%、28%と互角以上に戦いを繰り広げている。牝馬20点、牡馬15点。【0・0・0・8】と苦戦を強いられているセン馬は10点とした。 【ステップ】 秋華賞は【1・2・1・3】と古馬に交じっても一切、引けを取っていない。文句なしに20点。次いで天皇賞・秋が【6・3・5・34】と頭数が多いこともあって存在感を示している。ここが15点。【3・1・0・9】で勝率自体は天皇賞・秋よりいい京都大賞典を10点とした。それ以外の国内戦は5点。海外はG1が15点、G2は10点でカウントする。 【前走着順】 1着が【5・4・5・22】で勝率13・9%、連対率25%、複勝率38・9%は全てトップ。逆に2着は【1・1・0・22】でパッとしない。今年は3着が不在で4着は【1・1・1・17】、複勝率15・0%は2着の8・3%をリード。掲示板を外していても6~9着は【2・1・1・28】だから悪くない。1着20点、4着15点、6~9着10点、それ以外は5点とした。 【距離実績】 馬券に絡んだ延べ30頭のうち19頭が2400メートルで重賞勝ちの実績があった。2200メートルでも2500メートルでもなく、この距離(2390メートルのキングジョージを含む)で結果を出している点を重視して20点。残る11頭のうち6頭は2200メートルか2500メートルで重賞勝ちがあり15点。これに該当しなくてもG1馬なら10点、G1未勝利なら5点とした。 【結論】 メリハリが利き、パッと見で評価が分かる採点となった。3歳牝馬チェルヴィニアは年齢以外ほぼパーフェクトの95点を獲得。休み明けで秋華賞を制して叩き2走目なら、さらに動けそう。オークスVで距離&コース実績あり。古馬牡馬と重量4キロ差のアドバンテージがあれば十分、好勝負になる。(データ班)