[伊藤由里絵]白バイ乗りから靴磨き職人に転身した私がヤマハのクルーザー、ボルトで日本一周を始めたワケ【前編】
────────── 【モデル/シューシャイナー:伊藤由里絵】警察官・白バイ乗りを経てモデル、シューシャイナー(靴磨き職人)として首都圏の百貨店・バイク用品量販店などで活動。2022年6月から“日本中に足元からハッピーを届ける”をモットーに、愛車のYAMAHA BOLTで日本一周しながら全国で靴磨きイベントを開催する「全国靴磨きバイクの旅」を展開している。 ────────── 【この記事の写真をまとめて見る】伊藤由里絵:白バイ乗りから靴磨き職人に転身した私がヤマハのクルーザー、ボルトで日本一周を始めたワケ〈前編〉 みなさんはじめまして、いとです。 18歳で大型二輪免許を取得して早10年。白バイに乗る経験を経てモデル兼シューシャイナー(靴磨き職人)になり、そしてただいま愛車のヤマハ ボルトで日本一周中という、自分で見ても不思議な経歴をしています(笑)。 なぜ白バイを辞めて靴磨き職人になったのか。なぜ日本一周を始めたのか。 そんな私の自己紹介を、本格的な連載前にお伝えしていこうと思います。
20歳、白バイで公道デビュー
よく驚かれるのですが、私の公道デビューは白バイでした。家族の誰もバイクに乗ったことがなくて、バイクとは無縁の生活で、近くに警察関係者だっていなかったくらいです。 そんな私に転機が訪れたのは高校3年生の春。進学校に通っていた私は周りの友達が大学受験に向けて一生懸命勉強をする中ひとりやりたいことが決まらず、何となく自分のレベルに合った大学に進学するのだろうなとぼんやりと日々を過ごしていました。 ────────── きっかけは警察密着系番組 ────────── そんなある日、何となくテレビを見ていたら流れてきた某警察密着番組の、女性白バイ隊員の訓練シーンに目を奪われました。たくさん配置されたパイロンを縫うように駆け抜けていく姿、かっこいい~! しかも女性‼ 「あの人みたいになりたい!!!」 そう思ったらなんだか居てもたってもいられくなって、私の志望先は大学受験ではなく警察官へと変わり、そして高校生のうちに大型二輪免許まで取得したのでした。 ────────── 最短ルートで白バイ乗りに。厳しい訓練も楽しかった ────────── いざ入ってみると警察学校は想像通りの厳しさ。それでもなんとか卒業して、交番から警察官としてのキャリアを積んでいき、そして1年半という最短ルートで白バイに乗ることができました。 公道デビューが白バイなので、それはもう大変な訓練でした。教習所で免許取得してからも時間がたっているし、なにせ車重は300kg以上。シフトの操作もうろ覚えのまま、毎日の筋肉痛に耐えつつも、なんとか1ヶ月ほどで一人前と言われるレベルまで達することができました。 今思うと、経験がゼロだったことが逆に良かったのだと思います。まっさらな状態だったからこそどんどんスキルを吸収していけている自分が感じられて、汗なのか涙なのか分からなくなるレベルの過酷な訓練もどこか楽しむ気持ちで臨めていたのでした。
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