バド山口茜、「地元」熊本で国際大会優勝…「ホームでかっこいいところを見せたかった」
バドミントンの熊本マスターズ・ジャパンは17日、熊本県立総合体育館で各種目の決勝が行われ、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)がパリ五輪銅メダルのグレゴリアマリスカ・トゥンジュン(インドネシア)をストレートで破って優勝した。ダブルスでは、女子の福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組、男子の保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)がともに敗れた。
山口は持ち味の粘り強さで主導権を握った。強く打ち下ろす相手に対し「落ち着いてラリーして、ミスを誘おうと思った」。難しいショットに食らいつくたびに、会場からは感嘆のため息が漏れた。次第に足が止まる相手とは対照的に、終盤まで軽快な動きで圧倒し、「ホームでかっこいいところを見せたかった」と山口。最高のプレーと結果で、所属先の地元・熊本を沸かせた。