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歴史的な事件や災害の現場で警視庁の警察活動を“通信”で支えてきた「東京都警察情報通信部」、通称・都通がきょう、創設70年を迎え、記念式典が行われました。 都通は警察庁の地方機関として1954年に発足。都道府県ごとに設置されている警察の情報通信部のなかでは最大規模で、情報通信技術を専門とする職員らおよそ200人が所属しています。 警察無線などの通信インフラの維持や管理のほか、サイバー空間や匿名・流動型グループによる事件では捜査の技術支援も担っていて、これまでに東日本大震災やあさま山荘事件、去年2月のトルコ・シリア大地震の際も現地に派遣されました。 今年1月の能登半島地震では、被災地の上空からのヘリ映像を石川県警本部や官邸などに伝送し、地震発生からおよそ124時間後に高齢者が救出された現場の状況も中継しました。 都通の田浦善之機動通信一課長は「我々の使命は通信を一瞬たりとも途絶えさせないこと。現場優先、現場貢献で更なる進化を遂げるため、日々の切磋琢磨と精進に励み、71年目の新たな歴史と伝統を築き上げる挑戦者であることを誓います」と決意表明しました。 また、緒方禎己警視総監は「今日の東京の治安、警視庁の発展は世界に誇る情報通信システムを作り上げてきた情報通信部の皆さんの貢献なくして語ることはできない。警察の使命を達成するために尽力してほしい」と訓示しました。