カッチンカッチン「堅パン」 新パッケージは「鉄」との硬度比較? "鉄の街"のソウルフード 北九州市
RKB毎日放送
福岡県北九州市で約100年前に誕生した「堅いお菓子」、堅パンは4月、堅さをより際立たせた新しいパッケージを採用しました。「堅さ」の秘密に迫りました。 【写真で見る】"鉄の街"のソウルフード「堅パン」 ■叩けば「カンカンカンカン・・・」 まるで「木の板同士を叩いている」かのような音を奏でるのは、北九州市の名物・堅パンです。 約100年前に、八幡製鉄所で働く人がカロリーを補給するために開発されました。そんな鉄の街で生まれた堅パンは、名前の通り、「堅いお菓子」として有名です。 RKB 若松康志 「堅パンは北九州市八幡東区で生まれました。では食べてみようと思います。…奥歯でかまないとかみ砕けませんが、かんでいるとほのかな甘味が口の中に広がります」 Q.堅パンを知っている? 男性「知ってますよ、製鉄所があるやろ、あそこの構内で作りよったんよね。購買会にいけばある。ようするに我々が小学校の時によく食べてた」 Q.いつ食べた? 高校生「3~4日前に。バリバリちょうどいい堅さで、めっちゃうまいです。『やっぱりちょっと堅すぎるな』って時は、牛乳につけたりして柔らかくして食べたり」 ■”鉄の街”のソウルフード 唯一無二の堅さと素朴な甘味で、長年北九州市のソウルフードとして愛されてきた堅パン。4月から土産物店などで販売する堅パンに、新たなパッケージが加わりました。テーマは「堅パンvs鉄」。堅パンと鉄なべ餃子の鉄なべや鉄道のレールなどとの硬度の比較がパッケージに掲載されています。 SPINA 堅パン課 濵口勝克 課長 「硬度比較をしたら面白いんじゃない、同じ食品で硬度比較するよりも、鉄製品と比べてみようかと。北九州はやはり”鉄の街”というのをもっとアピールしたくて、八幡製鉄所発祥の堅パンをもっと知ってもらおうと」 ■「虫歯や歯周病にもなりにくい」 側面に書かれているのは「健康はアゴから」。専門家は「堅いものを食べることがよくかむことにつながる」としたうえで、「健康にもよい」と話します。