「長い間休んでいたから」古巣復帰のサンチョに筋肉系のトラブル、週末のリーグ戦出場は不透明
主軸不在の中サンチョも欠場か
ボルシア・ドルトムントのMFジェイドン・サンチョが、筋肉系の負傷によって2日(現地時間)に予定されているブンデスリーガ第20節ハイデンハイム戦に出場しない可能性があるようだ。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 今冬マンチェスター・ユナイテッドから出場機会を求めて古巣ドルトムントに期限付き移籍で復帰したサンチョは、復帰後の初戦となった1月13日のダルムシュタット戦では後半10分から途中出場でピッチに入り、同32分にチームの2点目となるMFマルコ・ロイスのゴールをアシストしていきなり周囲の期待に応えてみせた。その後はリーグ戦に2試合連続で先発し、ウインターブレイク明けから3連勝と勢いに乗るチームの中心的存在となりつつあった。 しかし、1月28日に行われた前節ボーフム戦後にサンチョは股関節周辺の筋肉に痛みがあると訴え、今週行われた1月30日と同31日のチーム練習には参加しなかった。『Bild』によると、サンチョの状態についてドルトムントのエディン・テルジッチ監督は「彼がこのような問題を抱えているのは、長い間休んでいたからだろう。今後数日間で状況がどう変わるのか注視する必要がある。しかし、我々はリスクを負うことは絶対にしない」とユナイテッドで十分な出場機会を得られていなかったことによるフィジカルコンディションの低下が痛みの原因であると語り、さらに万全な状態でなければ2日に予定されているハイデンハイム戦ではサンチョを起用しない方針であることも明かした。 ドルトムントでは、先週からMFユリアン・ブラントとMFマルコ・ロイスが体調不良によりチーム練習を休んでいる。これに加えてもサンチョも出場できないとなると、ドルトムントは攻撃のキーマンを軒並み欠いた状態でハイデンハイムとのアウェイゲームに臨まなくてはならないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部