<春に芽吹く―市和歌山>選手紹介/2 堀畑樹選手/大池悠太選手 /和歌山
◇守備光る「小さな巨人」 堀畑樹選手(2年) 好きな言葉は「小さな巨人」。身長157センチと小柄だが、「全国の人に小さな身体でもできるんだということを見てもらいたい」と意気込んでいる。 持ち味は「自分の生命線」と語る守備力だ。二塁手として県2次予選、近畿大会計5試合で無失策と安定していた。一方、昨秋の新人戦3回戦の日高中津戦でサヨナラ打、県2次予選決勝の和歌山東戦では決勝打と、重要な場面での勝負強い打撃も光る。 昨春のセンバツでもベンチ入り。走塁コーチを務め、グラウンド内からチームメートに指示を出した。今回は出場し、「ノーエラー、打率3割超え」を目指す。 ◇体重増やし打撃力向上 大池悠太選手(2年) 昨秋の県2次予選で12打数6安打。3番打者として打撃陣を引っ張った。「来た球を全て安打にできる感覚だった」。一方、近畿大会は無安打で課題が残った。 ゴロはいらんからフライを打て、遠くに飛ばせ――。指導者から鼓舞され、打撃力を高めてきた。練習中などの間食を増やし、2カ月で6キロ体重を増やすなどパワーアップを図っている。 昨春のセンバツでは出場機会に恵まれたが、「球場の雰囲気にのまれた。緊張して全然楽しめなかった」と振り返る。再びつかんだセンバツの切符に「今回は頑張ると言うより楽しみに行きたい」。笑顔でのプレーを誓う。