セ・リーグＭＶＰに輝いた巨人・菅野智之

　巨人の菅野智之投手（35）が26日、都内のホテルで開催された「NPBアワーズ　2024」に出席。自身3度目のセ・リーグMVPに喜びをあらわにした。 　15勝3敗で投手2冠（最多勝、最高勝率）を獲得。チームの4年ぶりリーグVに貢献した右腕は2020年以来のMVPに「本当に充実したシーズンでしたし、優勝もできてすごくいいシーズンだったんですけど。最後ああいう形で日本シリーズにいけなかったのは悔しいですけど、それも含めていい経験をさせてもらったので野球人生で忘れられない試合になりました」と笑顔を見せた 　2位の岡本和真に786点の差をつけた。「おそらく去年の今ごろは菅野がMVPを獲るとは誰も思ってなかったと思いますが、やれるんだとオフから見つめ直してきた」と昨季の4勝（8敗）からのV字回復を信じていたという。 　復活の要因を聞かれ、「いろんな要因があると思いますけど1つは久保（康生巡回投手）コーチとの出会いが大きかった。去年の5、6月から新しいフォームをつくって。久保コーチと会っていなかったらここにいない」と〝名伯楽〟に感謝。また女房役の小林について「あとはキャッチャーの小林の存在が大きい」と頭を下げた。 　海外FA権を行使してのメジャー移籍を目指す菅野は「やっぱり野球が大好き。大好きな野球で一番になりたいと思って小1から野球を始めて。その原点は変わっていない。またひとつ上のステージへ。常にその気持ちは持ち続けて戦ってきた」とキッパリ。今度は海の向こうでMVPを目指す。