昨季J3得点王が初ゴール J2秋田が5戦ぶり白星 山形とのダービー「奥羽本戦」制す
◆明治安田J2リーグ第16節 山形0―2秋田(18日・NDスタ) 秋田が2―0で山形を下し、5試合ぶりの勝利をつかんだ。前半16分、昨季松本で19ゴールを挙げJ3得点王に輝いたFW小松蓮が移籍後初ゴールを決め先制。30分にはFW青木翔大が追加点を決めた。いずれもこぼれ球に反応した泥臭いゴール。小松は「サッカーの本質である球際や走力で勝てば失点しない。ウチは先制すれば勝つ確率が高いし、追加点が大きい」と青木のゴールをたたえた。青木は「FW全体で結果を出せたのは良かった。サポーターも喜んでくれたと思います」と振り返った。 両チームの対戦は山形と秋田を結ぶJR「奥羽本線」にちなんで「奥羽本戦」と呼ばれている。2試合で勝ち点を多く得たチームが「奥羽本戦王者」となり、翌シーズンの対戦時にホーム&アウェーともにファーストユニホーム着用の権利を得る(今季はデザインの関係上、両チームがファーストユニホームで戦う)。 昨季は山形が1勝1分けで王者になり、敵地へ乗り込む6月30日の試合でもホーム同様のスタメン紹介が行われる。試合前には山形のマスコット「ディーオ」と秋田のマスコット「ブラウゴン」がイベントを行うなど、ピッチ外でも盛り上がっていた。
報知新聞社