マチュー・ブレイジーの「シャネル」入りが噂される中、「ボッテガ・ヴェネタ」が後継者候補を確保か
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=クリエイティブ・ディレクターが「シャネル(CHANEL)」のヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)の後任候補として噂される中、後継者を確保したようだ。業界関係者によると、同ブランドはブレイジーの後継者にルイーズ・トロッター(Louise Trotter)「カルヴェン(CARVEN)」クリエイティブ・ディレクターを選んだという。しかし、「ボッテガ・ヴェネタ」と親会社のケリング(KERING)から、この憶測についてのコメントは得られなかった。 【画像】マチュー・ブレイジーの「シャネル」入りが噂される中、「ボッテガ・ヴェネタ」が後継者候補を確保か
トロッターは2023年2月に「カルヴェン」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、同年9月のパリ・ファッション・ウイークで初のコレクションを披露。ランウエイショーを再開し、数年間クリエイティブ・ディレクターが不在だったブランドに活気をもたらした。そんな彼女の控えめでありながら官能的なデザインとテクスチャーへのこだわりは、「ボッテガ・ヴェネタ」やこれまでのクリエイティブ・ディレクターに通じるところがある。
英国のニューカッスル大学でファッションデザインを学んだトロッターは、コンテンポラリーブランド「ウィッスルズ(WHISTLES)」で働いた後、渡米。「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「ギャップ(GAP)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」でキャリアを積んだ。その後ロンドンに戻り、「ジグソー(JIGSAW)」を経て、09年に「ジョゼフ(JOSEPH)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。18年10月から約4年間は、「ラコステ(LACOSTE)」のクリエイティブ・ディレクターを務めた。