内田理央、主演ドラマ『嗤う淑女』で稀代の悪女に! “どんでん返しの帝王”が描く震撼のサイコ・サスペンス
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■中山七里(原作) 当初、版元からのリクエスト内容は「悪女ものを書いてほしい」のひと言だった(僕へのオファーはこういうケースがほとんどである)。これまでの人生で悪女なるものに出逢ったことなど皆無だったので、いつも以上に想像力を駆使した覚えがある。自分としては、犯罪に対する動機らしい動機もなく、ただ純粋な悪意の象徴として蒲生美智留を造形したつもりだ。しばし他人の不幸を高みから見物していただきたい。 ■河角直樹(プロデューサー/東海テレビ) この社会で日々を平穏無事に過ごしている皆様。時々、今ある全て投げ出して、欲望に身を委ね、暴走してみたくなることはありませんか(私はあります)。そんな視聴者の皆様に、土ドラ「嗤う淑女」を観て、恐怖と戦慄による心のデトックスをしていただければと思います。 本作の主人公・蒲生美智留は、悩める人々の心の闇を解放し、欲望を肯定します。それにより人は社会的規範から逸脱し、罪を重ね転落して行きます。その様は本物の恐怖に満ちているのですが、不思議なことに、当事者たちは美智留を恨まず、むしろ賞賛するのです。それは、平穏な日常ではそうそう味わうことのできない、全て吹っ切った転落の開放感を満喫したからかもしれません。 そんな、現実の価値観の転覆した恐ろしい世界を司る美智留を演じていただくのは、内田理央さん。この強力なキャラクターをどう実在化していただけるのか、楽しみでなりません。また中山七里先生原作ならではの、意外性とどんでん返しに満ちたストーリーも是非楽しんでいただければと思います。“努力、勝利”のスポーティな興奮とは真逆の“堕ちていく快感”に身を委ね、スッキリ日常に帰還していただければ幸いです。 ■高橋眞智子(プロデューサー/共同テレビ) 原作を初めて読んだ時に、蒲生美智留の巧みな話術に自分も“ちょっとだけ騙されてみたい”、と興味が湧いたのを今でも鮮明に覚えています。そんな魅力的な主人公を内田理央さんに演じていただけること、そしてその美智留と個性溢れるゲストの方々との刺激的な会話が、この番組の見どころにもなっていくはずです。 この夏! 土曜日の夜は、悪女の発言に翻弄されながら、登場人物たちが皆、人生の敷かれたレールから踏み外れていく姿を、視聴者の皆さまにも楽しんでいただけたらと思います。