「わずか7か月。夢はボロボロ」マリノスのキューウェル解任にスコットランド紙衝撃!「元レンジャーズDFの功績に及ばず」
「マリノスは今シーズン、タイトルへの挑戦を期待していた」
横浜F・マリノスは7月16日、ハリー・キューウェル監督との契約解除を発表した。 現在45歳のキューウェルは、セルティックでのコーチなどを経て、今季に横浜の監督に就任。同胞の先達、アンジェ・ポステコグルー(現トッテナム)、ケヴィン・マスカット(現上海海港)が築いたアタッキングフットボールのさらなる発展が期待された。 【画像】夢半ばでマリノスに別れ…キューウェルが去り際に送った熱きメッセージ しかし、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でこそ準優勝を果たすも、Jリーグでは大苦戦。2008年以来の4連敗も喫し、12位に沈むなか、キューウェルは早々に日本を去ることとなった。 輝かしいキャリアを送った選手時代とは対照的な厳しい現実を受け、スコットランド紙『THE SCOTTISH Sun』は「元セルティックコーチ、就任わずか7か月で解任され、タイトルの夢はボロボロに。元レンジャーズDFの功績に及ばず」と題した記事を掲載。マスカット前監督が、セルティックの宿敵レンジャーズでプレー経験がある点に触れ、こう伝えている。 「セルティックでポステコグルーのアシスタントであったキューウェルは、マスカットが中国に渡った後、元上司のクラブを引き継いだ。横浜は5度のJリーグ優勝を誇り、常にタイトルを争っているが、今シーズンはキューエルの下で調子を落としている。 マリノスは今シーズン、タイトルへの挑戦を期待していた。しかし、すでに10敗を喫しており、中位に甘んじている。キューウェルはACL決勝に初めて導いたが、アル・アインにセカンドレグで大敗した。彼の後任はアシスタントのジョン・ハッチンソンに決まった」 オーストラリア代表のレジェンドは退任にあたり、「日本は私にとって特別な場所であり続けます。また近い将来戻って来れることを願っています」とメッセージを発信した。その言葉通り、Jリーグでその雄姿を再び見られるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部