25周年の沢口靖子主演「科捜研の女」新レギュラーに加藤諒 鈴木福はシーズンゲストで初の制服警官役
今年、シリーズ誕生25周年のアニバーサリーイヤーを迎える沢口靖子主演のテレビ朝日系「科捜研の女」(水曜・午後9時)の最新章「season24」が7月3日午後9時からの2時間スペシャルで始動する。 新レギュラーとして、硬軟自在の演技力と親しみやすいキャラクターでおなじみの俳優・加藤諒が科捜研の会計係として出演することが決定。さらに、シーズンゲストとして幅広い世代に愛される鈴木福が新人警官役で登場する。 加藤演じる会計係・加瀬は「え! それってなんですか?」「そんなことできるんですか?」と、科学捜査に素朴な疑問を抱いては視聴者と同じ視点で沢口演じるマリコを質問攻めに。番組のアイデンティティである、科学捜査の面白みをより際立たせる役割を果たしていく。 加藤は「加瀬くんは科捜研の会話に入っては疑問を投げかけます。でも、それは捜査の邪魔をするわけではなく、純粋に気になったら聞かないとダメなタイプなんです」ととらえ、「なので、彼のピュアな部分を意識して演じるようにしています。科捜研の邪魔になりそうな加瀬くんですが、どこか憎めない、攻められない感じが魅力」と役作りを語っている。 ちなみに、科捜研にはかつて深浦加奈子さん演じる事務員兼会計係・小向光子が常駐していた時期(2001年~2008年)があり、専属会計係の登場はおよそ16年ぶり。オファーを受けた際、加藤は「歴史ある作品の一員になれることのうれしさと共に、科捜研の皆様が今まで積み上げてきたものを自分が入ることで壊してしまわないか、専門用語ちゃんと言えるのかと不安に押し潰されそうになりました」とプレッシャーを感じていたことを素直に告白した。 シーズンゲストとして登場するのは、子役から俳優として着実に成長を遂げ、6月17日に20歳を迎えたばかりの鈴木福。演じるのは、交番巡査の新開颯太。初回2時間スペシャルでマリコたちは京都を揺るがす無差別大量殺傷事件に挑むが、颯太はその最初の現場に真っ先に駆けつけた新人警察官。 ところが、その後、颯太と被害者の男性との間には過去に“確執”があったことが明らかに…。彼が心に秘めていた友情は、事件とどう関わってくるのか!? 鈴木は沢口とは時代劇ドラマ「小吉の女房」(2019年・2021年/NHK)で共演経験があり、「以前、母と子として共演した沢口さんとの再共演も、とてもうれしかったです。沢口さんはやさしく、大学の話や同時期にやっていた舞台の話などを聞いてくださいました」と、再会に感激。 制服警官を演じるのは初めてで、「新人警察官ということで、初々しさもありながら、責任感の強い役でした。警察官の役はやったことがありますが、制服は初めてだったので、うれしかったです」と、新鮮な気持ちでユニフォームに袖を通したことを打ち明けた。 また、「『科捜研の女』25周年という節目に参加できて、うれしく思っています。“原点回帰”がテーマといわれる中で、『科捜研の女』らしさと、新人警官ならではのフレッシュさを感じてもらえたらうれしいです!」と役柄、そして作品への思いを語った。
報知新聞社