<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>選手紹介/3 /兵庫
◇プレーで仲間導く 西村大和選手(2年) 「うまくいかない時もあるけど、野球をやっていると楽しくて」。白球を追うその表情には、いつも柔らかな笑みが浮かんでいる。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 前回センバツでは当時1年生の野手で唯一、全試合にレギュラー出場した。3回戦・東邦(愛知)戦では延長十回タイブレークでサヨナラヒットを放った。「チームがしんどい時に1本が出て、今までで一番うれしかった」と目を細める。 思い切ったプレーができたのは「ミスをしても先輩たちがカバーしてくれると思っていたから」。新チームになり、大角健二監督から「甲子園を経験したお前がチームを引っ張れ」と活を入れられた。リーダー役は得意ではないけれど、プレーで先導したいとバットを振り込んでいる。 (1)179センチ・75キロ(2)右・左(3)内野手(4)兵庫教育大付 ◇打撃で盛り上げる 橋本友樹選手(1年) メンバー発表の時、「来い、来い!」と心の中で願っていた背番号6を、昨年秋の地区大会から背負った。県大会に進み準々決勝で迎えた神戸国際大付戦、2死三塁で二塁方向に高くバウンドした打球を捕まえ、素早い送球でピンチをしのいだ。「足の速い打者だから走ると思って」。冷静に備えていた。 堅実な守備力に定評があるが、好きなのはバッティング。「打てば盛り上がるから」とはにかむ。中学3年で少年野球チームを引退後も高校入学まで気を抜かず、両親にボールを投げてもらい自宅の車庫でほぼ毎日バットを振り続けた。 甲子園での目標は毎試合安打と毎試合得点。そしてもちろん、失策ゼロ。狙う打順は、攻撃ののろしを上げる1番だ。 (1)169センチ・67キロ(2)右・左(3)内野手(4)姫路市立香寺 ……………………………………………………………………………………………………… 【データの見方】(1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中 〔神戸版〕