週に1回、「片道800円」の電車で隣町へ遊びに行く息子。送迎がないため楽ですが、節約を考えるなら車で送り迎えするべきでしょうか?
週に一度、息子が800円の電車で隣町へ遊びに行くというと、楽な反面、往復1600円の交通費が家計の負担になることも考えられます。節約のためにも車で送り迎えするべきかどうか、一緒に考えてみましょう。
電車代800円で行ける距離は何キロ
JR東日本の旅客営業規則によると、地方交通線内相互発着の場合、大人の片道普通旅客運賃は42kmから46kmで860円です。公共交通機関(JRやバスなど)では、12歳未満の子どもは子ども料金、12歳以上は大人料金が適用されます。子ども料金は、大人の運賃の半額(5円未満は切り捨て)です。 子ども料金が800円の場合、大人の運賃はその倍の1600円になります。この運賃で行ける距離は74kmから82kmです。
電車代800円の距離を車で往復した際のガソリン代は
電車代800円の距離を車で往復した際のそれぞれのケースについてガソリン代を計算してみましょう。 ●12歳以上の子どもが電車代800円で移動する距離42kmから46km ●12歳未満の子どもが電車代800円で移動する距離74kmから82km ガソリン代は以下の式で計算できます。 ガソリン代 = 走行距離 (km) × 燃費 (km/L) × ガソリン価格 (円/L) ガソリン代はレギュラーガソリン160円、燃費は国土交通省のガソリン乗用車の燃費18.9 km/Lとします。 ■12歳以上の子ども 電車代800円で移動する距離は42kmから46kmです。往復だと84kmから92kmになります。それぞれのガソリン代は表1の通りです。 表1
表はガソリン160円、燃費18.9 km/Lとしガソリン代の計算式を基に筆者作成 42km~46km程度の距離であれば、電車賃よりもガソリン代の方が安くなる可能性が高いことがわかります。 ■12歳未満の子ども 電車代800円で移動する距離は74kmから82kmです。往復だと148kmから164kmになります。それぞれのガソリン代は表2の通りです。 表2