『光る君へ』「もう…衛門の好きにしてよいわ」タジタジの倫子。その勢いに秘められた<赤染衛門の真意>とは…視聴者「だから猫!」「地雷踏んだ」「倫子さまの顔(笑)」
◆「もう…衛門の好きにしてよいわ」 その勢いを前に目を伏せる倫子。 すると赤染衛門は「仮名文字で書く史書はまだこの世にはございませぬ。歴史をきちんと押さえつつ、その中で太閤様の生い立ち、政の見事さとその栄華も極みを書き尽くせば、必ずや! のちの世までも読みつがれるものとなりましょう」と怒涛のように話し続けます。 ここで<二人のそばで毬を転がすこまる>という副音声が。 そして目をぱちくりとさせた倫子が「もう…衛門の好きにしてよいわ」と赤染衛門へにこやかに告げたところで、「にゃ~ん」と猫のこまるの鳴き声が流れるのでした。
◆視聴者の反応 倫子からの依頼とは、やや離れた内容で物語を書き進める赤染衛門。冒頭を読んだ倫子は正直にその感想を告げるも、まったく意に介さず話し続ける赤染衛門の勢いを前にタジタジに…。 しかし衛門があえて「宇多天皇」から物語を書いたのには、衛門なりの意図があったのでは、という意見が視聴者間で飛び交っていました。 たとえばネットでは「倫子に忠実な赤染衛門のこと、宇多源氏・倫子の直接の先祖である宇多天皇から書き出したかったに違いない」「宇多天皇と言えば猫好き。猫のこまるをやりとりの間にはべらせていたのはそれを彷彿させる演出では?」「作家の勢いを止められない編集者(笑)。黒木さんが出演していた『重版出来』を思い出す」「(あっ変な地雷踏んじゃった)みたいな倫子様の顔、絶妙」「ド真面目な赤染衛門を前に、引きつつも認める倫子様は最高」という声が見られていました。 大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。 彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。 脚本は大石静さんが担当しています。
「婦人公論.jp」編集部
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