40代になってから試した美容は? 体当たりの美容漫画が大ヒット、漫画家・まんきつさんの美容術
40代になってからはどんな美容を試したんですか?
40歳になって、初めて美容クリニックでほうれい線にヒアルロン酸を、眉間とエラにボトックスを打ったんです。でも、合わなかったんですよね。眉間は良かったけど、エラは打つとめちゃたるむ気がして。効果も三ヶ月くらいでなくなっちゃうのに大金をちょこちょこ使うのはもったいないなと思って、そこから美顔器に目覚めたんです。手頃な価格のものから、15万円くらいのものまで。ただ、EMSをやりすぎてしまったのか、頬がこけてしまって結構たるむなと思いはじめ……。同じくらいの時期からサーマクールやハイフも。それでもたるみが気になるので、45歳の頃に二重顎の脂肪吸引をして、それは結構良かった。さらに、糸を入れようかとかいろいろ考えて、47歳で切開リフト(皮膚を切開し、たるんだ皮膚を引き上げる施術)をしました。これがすっごく良くて! 手術が終わって鏡を見たときに、ヒアルロン酸やハイフのお金を返してくれって思ったくらい!
現状はいかがですか?
個人的には切開リフトはすごく良かったんですけど、今、体重が落ちたこともあってフェイスラインのたるみが戻ってきちゃったんです。だからもう1回できたらやりたいな。切開リフトは私の場合は100万円しましたけど、結局いちばん経済的な気がしていて。でも、ダウンタイムは皮膚がボコボコになって壮絶なので、お金がある方は糸リフトを頻繁にやるほうがいいかもしれません。 切開リフトでキュッとVラインになった輪郭はお気に入りのパーツ。「昔は弁当箱って言われるほど真四角な輪郭だったんです」。
現在49歳でいらっしゃいますが、年齢を意識することはありますか?
めちゃめちゃ意識しています。どれだけ顔をケアしていても四十肩で肩が上がらないし、膝も痛い。そういう物理的な痛みや疲れやすさで歳をすっごく感じます。気持ちは若いままですけど、体が追いついていかないというか(笑)。睡眠だけはちゃんととるようにしています。眠いときは15分だけでもいいから仮眠をとる。睡眠不足は美の大敵ですし、1日10時間くらい寝ないと頭が回らなくて作業できないんです。とはいえ仕事がある日は10時間もまとめて寝る時間はなかなか取れないので、休める時に小一時間だけ寝たり、何回かに分けてできるだけ睡眠の時間を確保するようにしています。 ●漫画家 まんきつさん 1975年生まれ。埼玉県熊谷市出身。著書に、2023年にドラマ化もされ話題となった、サウナ好きが高じてサウナを舞台に描いた漫画『湯遊ワンダーランド』(全3巻・扶桑社)をはじめ、『アル中ワンダーランド』(全1巻・扶桑社)、『ハルモヤさん』(新潮社)などがある。「週刊SPA!」で連載していた『犬々ワンダーランド』は今年8月末に完結2巻を発売予定。現在は『そうです、私が美容バカです。』新シリーズの連載再開に向け、準備期間中。 ※記事中で紹介した美容法・施術の効果はまんきつさんの感想によるものです ※本記事掲載商品の価格は、税込みで表示しております。 撮影/田形千紘 ヘア/佐々木七海(cheek one) スタイリング/柿原陽子 取材・文/通山奈津子 企画/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)