ベニズワイガニの初競り 地震後減少した水揚げの回復に期待 富山県射水市
KNB北日本放送
2025年が本格的に始動したきょう、射水市の新湊漁港では、ベニズワイガニの今年の初競りが行われました。水揚げは例年の初日よりやや少なめでしたが、関係者は能登半島地震の後、減少した漁獲量の回復に期待を寄せています。 漁港にずらりと並んだベニズワイガニ。 新湊漁港では、きょうの水揚げが2隻あわせておよそ1200匹で、例年の初日よりやや少なめのスタートとなりました。 午後0時半から今年の初競りが始まると、仲卸業者が次々に競り落としていきました。 富山湾のベニズワイガニ漁は去年、元日の能登半島地震による海底地すべりの影響で漁獲量が大きく落ち込みました。 県のまとめでは、去年1年間の漁獲量は227トンで前の年のおよそ8割にとどまっていて、関係者は地震の影響からの回復に期待を寄せています。 ベニズワイガニ漁を行う尾山憲治さん 「初日を迎えられて一安心しているところ。今年は例年並みに獲れれば良いかなと思いますけど」 ベニズワイガニ漁は5月ごろまで行われます。